あそびは、だれかに押しつけられるものではなく、子どもが自ら気持ちを向けることで成立します。子どもは、あそびたいからあそぶのであって、おとながあらかじめ予想したとおりにあそぶわけではなく、おとなの予想外の展開こそ、保育の醍醐味でもあります。 こうしたおとなのあそび観を問い直す作業を含め、子どもが夢中になって「あそび込む」姿の中に、子どもの吐露した言葉、あるいは吐露できなかった言葉、そして子どものようすを保育者とともに丹念にとらえ、保育者の迷いや悩み、さらに失敗を含めて、保育者が日頃行っている実践の中に、子ども理解の手がかりとした「保育の知」を見いだし、今、子どもに必要なことは何かを探究していきます。
978-4-89464-298-0四六判160ページひとなる書房2023/8
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